2007年 05月 18日
Voyage d'Andalucía-Maroc_21 : Fèz(3)
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●フェズのメディナ点景(続)
メディナの真ん中にある19世紀の邸宅 Dar Ba Mohamed Chergui の中庭。浴場もふくめて子孫?が有料公開している。
メディナの住宅は中庭をロの字型に取り囲む形式で、街路に面した外側のそっけなさに比べて、中庭に開かれた内部には外からは想像しがたい美しい風景が広がっている。
同。モザイク装飾がすばらしい。
同。案内してくれている主人が中庭にある溝蓋をとって中を見せてくれた。溝はフェズの旧市街を支える古い地下水道につながっている。
地下に水道網をめぐらせて都市基盤をつくることは、ローマからイスラムへ伝えられて発達し、西洋近代の都市システムに技術基盤を提供したと聞いたが、まだ確認していない。
同。ハマムの中。ハマムはギリシャ・ローマ時代の浴場の伝統を受け継ぎ、イスラム世界で独自に進化した浴場施設。今は使われていないが、蒸し風呂の雰囲気が部屋中にただよっている。
公衆用に今も使われているハマムをのぞく。中央に見えるのは浴槽ではなく、お湯をためておくだけ。残念ながらハマムに入る時間的余裕はなかった。入り方は次に詳しい→*
ハマムの天井を外から見る。プリン状のかたちはどこか近未来的な印象を与える。
モスクの入口での沓脱ぎ。
モスクの内部をのぞく。非イスラム教徒は中に入れない。
メディナの住宅は中庭をロの字型に取り囲む形式で、街路に面した外側のそっけなさに比べて、中庭に開かれた内部には外からは想像しがたい美しい風景が広がっている。
地下に水道網をめぐらせて都市基盤をつくることは、ローマからイスラムへ伝えられて発達し、西洋近代の都市システムに技術基盤を提供したと聞いたが、まだ確認していない。
by peuleu
| 2007-05-18 22:11
| 旅:アンダルシア〜モロッコ