2019年 11月 20日
20 novembre 2019, mercredi
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by peuleu
| 2019-11-20 22:13
| 現世観察
2019年 02月 08日
2019年2月7日(木)
尾道の小野環さんから、名村造船所での企画展の案内と、ぼくがなくした黒のノートが届いた。
Cahiers noirsと名づけている無印良品のこのノートは、以前ずっと使っていたマルマンのスケッチブックに代わって、種種雑多なメモやスケッチ、イメージドローイングなどを通して、ぼくの日々の支えとなっているものだ。
なのに、よくなくすのだ。
前回紛失したのは、2016年のヴェネチア・ビエンナーレの会場だ。
自分の命綱であるノートの紛失。
それは12年前の滞仏中にはじまっていることを思い出して、久しぶりにこちらのブログに載せることにした。
このブログも途中で途切れていて、旅の記録をちゃんと載せていないのがずっと気になっている。
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by peuleu
| 2019-02-08 00:46
| 亡兎生活
2007年 11月 17日
11月17日、手帖をなくした。
フランスでの生活記録やメモがいっぱいつまった手帖。だからここに書かねばならない。
忙しくてなかなか展覧会場に行けてないが、ちょうどピアニストの山上友佳子さんが来るというので、たまたまギャラリーヤマグチに出むいたところ、その前後でなくしたらしい。記憶が消えている。
あの手帖はパリでも二度ほど手元から消えた。だが二度とも出てきた。
一度目は、シテ・ユニヴェルシテールの居室のベッドのあいだにはさまっていた。
二度目は、知り合ったフランス人の家に泊まったとき、電話台のうえに忘れた。
今度は三度目。出てくるか。
忘却とうっかりは人生の必然である。
記録が消え、記憶が消えれば、起こったこともあいまいになる。
記憶と忘却、あったこととなかったことのあいだ。
そのグレーの空白で、僕は首をふる。
自分も記憶もこのまま消えてもいいような気分。
フランスでの生活記録やメモがいっぱいつまった手帖。だからここに書かねばならない。
忙しくてなかなか展覧会場に行けてないが、ちょうどピアニストの山上友佳子さんが来るというので、たまたまギャラリーヤマグチに出むいたところ、その前後でなくしたらしい。記憶が消えている。
あの手帖はパリでも二度ほど手元から消えた。だが二度とも出てきた。
一度目は、シテ・ユニヴェルシテールの居室のベッドのあいだにはさまっていた。
二度目は、知り合ったフランス人の家に泊まったとき、電話台のうえに忘れた。
今度は三度目。出てくるか。
忘却とうっかりは人生の必然である。
記録が消え、記憶が消えれば、起こったこともあいまいになる。
記憶と忘却、あったこととなかったことのあいだ。
そのグレーの空白で、僕は首をふる。
自分も記憶もこのまま消えてもいいような気分。
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by peuleu
| 2007-11-17 23:55
| 亡兎生活
2007年 10月 26日
もうブログの新規投稿をやめるつもりだったのに、関連する事項で銘記しておかねばならないことが起きた。
デザインした4人展「八つの課題」のDMで、三嶽伊紗さんの名前が、「伊沙」と誤植になっていた。印刷所への出稿が終わってから、山口孝さんに指摘されるまで気がつかなかった。
僕は文字校正が苦手なので、出稿前にカンプ画像をみなに見せたが、三嶽さん本人も含めて誰も気がつかなかった。
パソコンではいつもちゃんと変換されるようにしているので、なんでこうなったのかわからない。「伊沙」などと変換されたこともない。でも原稿を見たら、やはり「伊沙」となっていた。
文字が化けたような、キツネにつままれたような気分。
三嶽さんは優しくも気にしないで、と言ってくれたが、申し訳ない気持ちでいっぱい。
なんとチラシも昨日届いた。山口さんが僕のデータをそのまま使ったので、誤字はそのまま。バックに手書きの文字で「三嶽伊紗様」がいっぱい。あ〜あ・・・
気持ちが沈む。先日から腰痛がぶりかえして、作業もいっこうにはかどらない・・・
何年か後にブログを読み直して、今のみじめな気持ちが再現されますように。
デザインした4人展「八つの課題」のDMで、三嶽伊紗さんの名前が、「伊沙」と誤植になっていた。印刷所への出稿が終わってから、山口孝さんに指摘されるまで気がつかなかった。
僕は文字校正が苦手なので、出稿前にカンプ画像をみなに見せたが、三嶽さん本人も含めて誰も気がつかなかった。
パソコンではいつもちゃんと変換されるようにしているので、なんでこうなったのかわからない。「伊沙」などと変換されたこともない。でも原稿を見たら、やはり「伊沙」となっていた。
文字が化けたような、キツネにつままれたような気分。
三嶽さんは優しくも気にしないで、と言ってくれたが、申し訳ない気持ちでいっぱい。
なんとチラシも昨日届いた。山口さんが僕のデータをそのまま使ったので、誤字はそのまま。バックに手書きの文字で「三嶽伊紗様」がいっぱい。あ〜あ・・・
気持ちが沈む。先日から腰痛がぶりかえして、作業もいっこうにはかどらない・・・
何年か後にブログを読み直して、今のみじめな気持ちが再現されますように。
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by peuleu
| 2007-10-26 13:10
| 自己試作
2007年 10月 20日
このブログ、はじめてちょうど一年たった。
文化庁芸術家在外研修で、昨年10月からパリで暮しはじめたことをきっかけに備忘録として作成したが、ひと月前に帰国して、その役割を終えたような気がする。
ちょうど来月の4人展が、パリ暮らしと直接関連する自分の活動の最後になるだろう。
それでいったん更新をやめることにした。
一方、まだアップしていない活動記録がある。
・6月の南仏の美術と建築をめぐる旅(6/18〜28)
・7月のポルトガルの旅(7/17〜25)
・8月のブルターニュの旅(8/9〜12)、およびバルセロナの旅(8/13〜15)
・8〜9月のミュンスター・カッセル・ヴェニス・南仏の旅(8/25〜9/4)
これらの書込みが遅れたのは、旅行にパソコンをもっていくのがいやだったからだ。今後、順次ここにアップしていって、在外研修中の見聞録をまとめてしまおうと思う。
過去の日付を書き込むのも悪くない。データやリンクは今後それなりの役に立つだろう。
これはブログの「正しい」使い方ではないかもしれない。
だが僕にとって、ブログの使用価値は、情報発信ではなく、自分に役立つ記録と情報のアーカイブにある。
文化庁芸術家在外研修で、昨年10月からパリで暮しはじめたことをきっかけに備忘録として作成したが、ひと月前に帰国して、その役割を終えたような気がする。
ちょうど来月の4人展が、パリ暮らしと直接関連する自分の活動の最後になるだろう。
それでいったん更新をやめることにした。
一方、まだアップしていない活動記録がある。
・6月の南仏の美術と建築をめぐる旅(6/18〜28)
・7月のポルトガルの旅(7/17〜25)
・8月のブルターニュの旅(8/9〜12)、およびバルセロナの旅(8/13〜15)
・8〜9月のミュンスター・カッセル・ヴェニス・南仏の旅(8/25〜9/4)
これらの書込みが遅れたのは、旅行にパソコンをもっていくのがいやだったからだ。今後、順次ここにアップしていって、在外研修中の見聞録をまとめてしまおうと思う。
過去の日付を書き込むのも悪くない。データやリンクは今後それなりの役に立つだろう。
これはブログの「正しい」使い方ではないかもしれない。
だが僕にとって、ブログの使用価値は、情報発信ではなく、自分に役立つ記録と情報のアーカイブにある。
ネット上の備忘録であり、便利帳なのだ。
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by peuleu
| 2007-10-20 20:40
| はじめに