2007年 11月 17日
11月17日、手帖をなくした。
フランスでの生活記録やメモがいっぱいつまった手帖。だからここに書かねばならない。
忙しくてなかなか展覧会場に行けてないが、ちょうどピアニストの山上友佳子さんが来るというので、たまたまギャラリーヤマグチに出むいたところ、その前後でなくしたらしい。記憶が消えている。
あの手帖はパリでも二度ほど手元から消えた。だが二度とも出てきた。
一度目は、シテ・ユニヴェルシテールの居室のベッドのあいだにはさまっていた。
二度目は、知り合ったフランス人の家に泊まったとき、電話台のうえに忘れた。
今度は三度目。出てくるか。
忘却とうっかりは人生の必然である。
記録が消え、記憶が消えれば、起こったこともあいまいになる。
記憶と忘却、あったこととなかったことのあいだ。
そのグレーの空白で、僕は首をふる。
自分も記憶もこのまま消えてもいいような気分。
フランスでの生活記録やメモがいっぱいつまった手帖。だからここに書かねばならない。
忙しくてなかなか展覧会場に行けてないが、ちょうどピアニストの山上友佳子さんが来るというので、たまたまギャラリーヤマグチに出むいたところ、その前後でなくしたらしい。記憶が消えている。
あの手帖はパリでも二度ほど手元から消えた。だが二度とも出てきた。
一度目は、シテ・ユニヴェルシテールの居室のベッドのあいだにはさまっていた。
二度目は、知り合ったフランス人の家に泊まったとき、電話台のうえに忘れた。
今度は三度目。出てくるか。
忘却とうっかりは人生の必然である。
記録が消え、記憶が消えれば、起こったこともあいまいになる。
記憶と忘却、あったこととなかったことのあいだ。
そのグレーの空白で、僕は首をふる。
自分も記憶もこのまま消えてもいいような気分。




